16世紀 part16
2020年7月21日17世紀 part01
2020年7月22日2.ライトの装飾は過剰にして趣味性の浪費であること
ライトにとって装飾と入った何だったのだろうか。
『ライトの遺言』の装飾(ORNAMENT)の項目にはこう書かれている
ヨーロッパ・ルネサンスの建物はつけ柱的種類のものであり、パルテノンは、エトルリアの木造寺院を石で模倣しただけだと、言う。
それらは芸術的虚偽の部類で、”構造的装飾”と非難する。
材料と構造が有機的自然となってないといけないと述べる。
真のプラスシティーは、”事物自体の質である筈で、決して事物につけられたものではない”とする。
”プラスシティーは、従って構造的、あるいは内部的な質として、指名された装飾であり、その位置は内在的である。”と述べた後に、”自然を見よ!”と自然を指した後、自分の建築を見ろという。
ライトは装飾について述べているようで、よくわからない。
ここでライトは、装飾をDecoration ではなく Ornament としている
ラテン語 ornamentum(飾り)→orno(飾る)+-mentum(道具)→ordo(配置)→her-(固定する)が語源。「飾るもの」がこの単語のコアの意味。adorn(飾る)と同じ語源をもつ。
語源英和辞典
英単語のコアの意味が理解できる辞書
https://gogen-ejd.info/ornament/
ラテン語 decus(装飾品)+-o(する)→decor(上品さ)→dek-(魅了する)が語源。「美しく飾り立てること」がこの単語のコアの意味。decent(きちんとした)と同じ語源をもつ。
語源英和辞典
英単語のコアの意味が理解できる辞書
https://gogen-ejd.info/decorate/
ここから推測できるのは、ライトは装飾することは、上品に飾り立てることではなく、飾りを配列したということだ。